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地域通貨「テング」

春野で使える地域通貨「テング」一緒に始めませんか?

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どうして地域通貨なの?


昨年(2011年)11月より、月に1回有志が集まり、
「地域通貨」について話し合いをしてきました。

私たちが生きている時代は様々な深刻な問題を抱えていますが、
それらの問題の根には、
現在の経済システム、お金のシステムがあるのではないかという考えに至ります。
そこで、この困難な時代に立ち向かうために、
「地域通貨」という一手にかけてみたいのです。
 
私たちの暮らしは経済活動と切っても切り離すことはできません。
お金があるのかないのか、お金が儲かるのかどうか。
いつも決定権はお金にあると言っても過言ではないほど、
私たちを突き動かしているのがお金です。
いくら理想を掲げても、経済的に成り立たなければ行き詰ってしまいます。
 
ドイツには、「金を出す者が命じる」ということわざがあります。
結局、政治を動かしているのは、大人の良識でも正義でも倫理観でもなく、
「お金=財界」です。彼らに都合の良い政治。
それと決別したければ、
自分たち自身の手で地域内での経済の循環をつくっていくしかありません。
 
大人たちは、子供たちに、命より尊いものはないと教えていながら、
現実の社会では、「命よりお金、お金が至上」です。
これを最も象徴しているのが原発だと思います。
何万年にもわたって人類の生命を脅かすというのに、
原発が生み出す巨額のお金のために原発をなくすことができません。
 
現在のお金は、お金がお金を稼ぐ、つまり利子がつきます。
それゆえに、あたかもお金そのものに価値があるかのように、
私たちはお金に執着してしまいます。
しかし、「円」はもはや金に裏打ちされないどころか、巨額の負債を抱えています。
近い将来、紙切れになってしまうもののために、
わたしたちは計り知れない代償を支払わされているのです。
豊かな自然や持続的な農地、長年受け継がれてきた技術や知恵、
放射能に怯えずに済む暮らし・・・
そういった本来の資本を取り返しがつかないほどに失い続けているのです。
このお金による悲劇をなんとか食い止めるために、
本来の資本を担保とする自分たちの通貨を作りたいと思っています。
 
春野には、本当の意味での資本がまだたくさん残されているはずです。
町内の大半を占める森林、農地、美しい河川、春野に暮らす人々の技術、知恵。
そういったものを持続可能な生産性のある状態にして後世へ引き継ぐ。
お金に変えるために、建設残土で埋め立てないように・・・
お金にならないからと言って、山林を放置しないように・・・
そのための通貨が私たちが考えている地域通貨です。

先行き不透明な時代に、多くの人が不安を感じていると思います。
しかし、どうしたらいいのか、何から手をつけたらいいのか分からないし、
日々の生活に追われ、考えるゆとりもありません。
けれども、日々使っているお金の使い方を少し変えてみるだけなら、
それほど難しいことではありません。
あらゆる問題の根に現在のお金のシステムがあるとすれば、
逆にそこさえ突破すれば、きっといろいろなことが一気に好転し始めるはずです。
その第一歩を一緒に踏み出しませんか?



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